2022/12/03 11:15
図解と実例と論理で、今度こそわかるガロア理論(正五胞体群を用いた証明)
ガロア理論を図解するとき、「正12面体」または「正20面体」を用いた説明をよく見かけます。
しかし…「5次方程式は正五胞体で説明するのが自然です」
正五胞体は四次元空間に存在する立体です。
2次の対称群は線分(2つの点)と同型です。
線分は2つの頂点を持ち、一次元にあります。
線分を3つ集めると正三角形が作れます。
3次の対称群は二面体(2つの正三角形)と同型です。
正三角形は3つの頂点を持ち二次元にあります。
正三角形を4つ集めると正四面体が作れます。
4次の対称群は2つの正四面体と同型です。
正四面体は4つの頂点を持ち三次元空間にあります。
正四面体を5つ集めると正五胞体が作れます。
…と、同様に考えれば、5次の対称群は2つの正五胞体と同型と考えるのが自然であることが分かります。
正五胞体は5つの頂点を持ち四次元空間にあります。
詳しくは、拙著「図解と実例と論理で、今度こそわかるガロア理論」または上記動画をご覧ください。
今、さまざまな方面にお伺いを立てているところです(文末※データ送信先参照)。
正しく、かつオリジナルであることが少しずつ分かってきました。
書籍を書いた当初は、文献やネットを探しても関連事項はありませんでしたが、最近になって検索にヒットするようになってきました。いずれも2021年以降の記事です。
「正五胞体群を用いたガロア理論の証明」が、ガロア理論の研究に果たす役割は大きいと思います。このガロア理論の新しい解釈を広め、数学界およびガロア理論の研究にお役立て頂けるよう、今後とも活動して参る所存です。(鈴木智秀)
※データ送信先:NHKふれあいセンター「笑わない数学」、NHK facebookページ「笑わない数学」、日本数学会 代数幾何学関連メーリングリスト(多くの方々に動画をご覧いただき御礼申し上げます)、東洋大学 小山信也教授、上智大学 角皆宏教授、Stardy 河野玄斗CEO