YouTubeのチャンネルを開設して13年が経ちました。初期の頃はビジュアル重視で「こんな映像を作ったら面白そう」という発想から教材を作成していました。「複素数」や「球の体積と表面積」「円錐曲線」等です。 動画を評価されて本の執筆も依頼されました。 2018年に「基礎講座」シリーズを始め、教科書をベースにした教材を作るようになりました。2021年の末からは「教科書解説」シリーズを始め、現在に至ります。これまでYouTube用に教材を作ったことはありません。作ってきたのはすべて「授業に使う(使った)もの」または「予習復習に使えるもの」です。キャッチーなタイトルや題材ではないかも知れませんが、生徒の日々の学習に役立つものを作ってきました。現在の目標は「動画で教科書を作る」ことです。私は、高校までは美術方面への進学・就職を志しておりました。教員になる前は設計の仕事をしておりました。遠回りをした面もありますが、一方で、美術志望で学んでいたことや設計をしていた頃のノウハウを生かして、今、数学でアニメーションを作っているのですから、偶然なのか運命なのか不思議な感じがします。今後も、これをライフワークと思い「見てわかる動画教材」を作り続けたいと思います。